ネタバレ感想ダヨ。
ずいぶん前に見た映画なんだけど見た直後の感想は「あああああ」でした。
ショックのが大きくて言葉にならないなりづらい。時間経って落ち着いてみると、染みるわ
ほむらちゃんは、そうだよね。
あの子をあなどってた。
だいたいですね、ひどい。ふつう終盤のあそこで大団円で感動のラストかと思うじゃないですか。
てか思ってちょっと涙ぐんでましたよ。それをばっさりぶち壊したほむらに唖然だよ。クライマックスで上り詰めた感動は梯子はずされ行き場が迷子で戸惑いあああああ?
なんか、すごかった。
という感想にしかならないっていう。
で、ほむらちゃんの想いを思い知ってくらくらするっていう。
まどか神が体現してるのは愛なんだけど、どっちかっていうと「母なる愛」だよね。
見返りを求めない無償の愛。母の愛に包まれてさえいれば誰も苦しまない。みんなが救われる。
──まどか以外は。
別にまどかが苦しんでるわけではないってのが問題で、その辺はほむらの迷いだったんだろう。世界にまどかっていう個が存在しないだけ。だって神だし。愛を与える存在だし。それがまどかの望んだ通りの結末だからほむらとしては従うしかない。
ほむらがずっと考えていたのは、まどかがあの状態で幸せか?ってことで、まどかには幸せだよなんて言いくるめられてたけど、やっぱり釈然としない。
ほむらが求めるのはまどかの救済。あの空間でほむらが思い知ったのは、まどかの幸せは人間としての弱さがなければ成り立たないってこと。
だから、まどかの選択を否定する。ぜんぶぶち壊すことになっても。
あそこでまどか神を受け入れていればちゃんと会えたのにね。誤解もなくすれ違いもなく、自分は救われて暖かい場所に行けたのにね。それでもほむらはまどか自身の幸せを取った。敵対するのなんて覚悟してた。
だから、愛。
なにそのすれ違い。
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